経済的自立を目指して:積立NISA、はじめました

つみたて投資

個別株ばかりだった私が「積立NISA」に目を向けた理由

これまで私は、NISA=成長投資枠で、もっぱら個別株ばかり買ってきました。
決算を読み込んで、将来有望そうな企業を探すのが楽しくて、株価が上がれば嬉しい。
でも実際は、少し上がっては下落し、「あのとき売っておけばよかった…」と後悔することの繰り返し。

気づけば、**利確・損切りを何度も繰り返す“トレード疲れ”**に陥っていました。

投資の王道「インデックス投資」に出会う

そんなときに出会ったのが、チャールズ・エリス著『敗者のゲーム』。
本書では、インデックス投資の合理性が理論とデータをもとに、淡々と語られていました。

「市場平均に勝つのは難しい。だったら、市場全体に乗るのが合理的」
というシンプルな考え方が、すっと心に入ってきたのです。

「やっぱり、投資は王道をやるべきかもしれない」

そう思い、積立NISAでインデックス投資を始める決意をしました。

個別株の魅力は?捨てきれない気持ちもある

もちろん、個別株の面白さは今も感じています。
企業のIR資料を読んだり、業界の動向を追ったりするのは知的好奇心を刺激してくれるし、短期的に大きなリターンが出たときの高揚感は何ものにも代えがたいものです。

でも──
その一方で、「着実に資産を育てたい」「経済的に自立したい」という本来の目的からは、遠ざかっていたのかもしれません。

積立NISAで選んだのは「S&P500」

インデックス投資を始めるにあたって、最初に迷ったのが**「オルカン」か「S&P500」か**という選択でした。

  • オルカン(全世界株):世界中に分散できる安心感がある
  • S&P500(米国株):過去の成長実績が高く、今後も期待できる

最近の相場を見ると、S&P500の戻りが少し遅れている印象もあり、逆張り的な視点も含めて今回はS&P500を選びました。
何より、アメリカ経済の底力を信じたいという気持ちも大きいです。

積立資金はどうやって捻出する?

次に考えたのが、**「どこから積立の原資を出すか?」**ということ。

今までは、なんとなくで会社の積立貯金や保険に加入していました。
でも、ふと気になって利回りを調べてみると、正直ガッカリ……。

  • 利率がかなり低い
  • 手数料が意外と高い
  • お金が“眠っている”感覚

「これ、本当に資産形成になってるの?」
と思った瞬間、もっと早く見直せばよかったと後悔がこみ上げてきました。

大事なのは「今、気づいた自分」がどう動くか

でも、過去を悔やんでも仕方ありません。
大切なのは、**「今がいちばん早いタイミング」**だということ。

今日という日は、残りの人生の中でいちばん若い日。

そう考えた私は、積立NISAを活用して、“お金が働く仕組み”をコツコツ作っていくことを決めました。

経済的自立への第一歩は、着実な一歩から

まだまだ投資の旅は始まったばかりですが、目指すのは経済的な自立
焦らず、慌てず、感情に振り回されず。
インデックス投資という王道を、これから長く続けていきたいと思います。